【2017春夏】メンズファッショントレンド スーツスタイル編
こんにちは、大分です。
今回は2017年春夏のメンズファッションの中でも、
スーツを中心としたドレススタイルのトレンドを紹介したいと思います。
はじめに
特定のアイテムを紹介する前に、現在のドレススタイルの大きな流れを説明しておきます。
なんといっても、現在のドレススタイルはクラシック回帰がトレンドです。
その理由としては、ここ最近のトレンドでもあるアスレジャーといったファッションのカジュアル化に対する反動が考えられます。
ただ、クラシック回帰と言っても、昔のスーツをそのまま着ればいいわけではありません。
ジャケットは昔のものより軽い作りですし、パンツの裾口もだいぶ細くなっています。
それではここから細かなトレンドを見ていきましょう。
ソラ―ロスーツ
ソラ―ロスーツ(Solaro suit)はイギリス生まれイタリア育ちのスーツです。
その起源は20世紀初頭にイギリスの植民地(特に熱帯地域)で紫外線を防ぐための洋服として生まれました。
当時は紫外線が熱帯地域での病気の原因であると考えられていたため、
表面は光沢のあるカーキで裏地は赤いウールの布が制服として採用されていました。
夏と言えばコットンと考える方も多いと思いますが、アフリカの動物たちは毛で覆われているという理由から、ウールになったそうです。
そんなソラ―ロスーツですが、庶民の洋服としてはイギリス本国ではなく、
イタリアで着用されることになったそうです。
これは推測ですが、イギリスのような天気の良くない国よりは、
地中海の日差しの強いイタリアで夏向けのスーツとして需要があったのではないでしょうか。
そんな歴史のあるソラ―ロスーツが今年のトレンドに入ってきました。
この理由も推測になってしまうのですが、
ここ数年ブラウン(茶系)のスーツが流行っていることが関係していると思います。
その流れの中で夏向けのブラウンのスーツとして、
ソラ―ロスーツが再注目されたのでしょう。
ソラ―ロスーツの着こなしは、
- ビジネスでは、インナー(シャツ・タイ)にブルー、グリーン、ブラウンを
- カジュアルでは、レトロポロシャツを合わせるのが今年っぽいですね。
ビンテージタイ
クラシック回帰の流れはネクタイにも表れています。
ここ数年少し派手な柄のビンテージタイがトレンドアイテムとなっています。
いきなり派手な柄…と抵抗のある方でも、
- 定番のネイビーを選んでネイビーのスーツに合わせる
- ベスト付きの3ピーススーツでVゾーンを狭くする
などの工夫で使いやすくなります!
イメージはこんな感じでしょうか?
ベルトレス・トラウザー
クラシック回帰の影響も最も受けたアイテムを1つだけあげるとすれば、
間違いなくパンツ・トラウザーです。
クラシックなスーツ、つまりオーダーで仕立てられたスーツのサイズは、
当たり前ですが着る人の体に完ぺきにフィットしています。
この考え方から、ベルトでウエストのサイズを調整するのは邪道というトレンド?のようなものが最近のスーツスタイルに見られます。
こうして今シーズンも、ベルトレス・トラウザーが多く発表されています。
プリーテッドパンツ
ベルトレス・トラウザーと一緒に、プリーテッドパンツも紹介してしまいます。
とういのも、この両方の特徴を持つパンツが非常に多いからです。
プリーテッドパンツは、プリーツの入ったパンツのことです。
ここでのプリーツとはタックのことで、パンツのウエストから太もものあたりまで折り目を付けることで、立体感をもたせサイズにゆとりをもたせる加工のことです。
最近まではタックのない細身のパンツがスーツスタイルでは主流でしたが、
このクラシック回帰の流れのなかで見直されてきました。
【VIGANO】 ヘリンボーン柄2プリーツベルトレスパンツ - SUGURU SHOP
この写真のパンツは、ベルトレスとプリーツの両方が採用されています。
ベルトレスの場合、写真のようにウエストのあたりにアジャスターと呼ばれるサイズ調整用の絞りが付いていたりします。
2017年春夏のメンズファッショントレンド解説ドレス編はいかがでしたでしょうか?
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